焼き芋販売体験(2023年度)
「あきないキッズ®」は、子どもと一緒に「農業体験」をしつつ、育った農作物を一緒に販売する商売体験を通じて「マネー教育」も行うプロジェクトです。埼玉県さいたま市の遊休耕作地を活用しつつ、さいたま市内のイベントに出店して販売の体験をしています。現在はサツマイモ栽培と焼き芋販売を中心に行っています。運営としては、株式会社コミュニティコム代表取締役の星野邦敏が、子どもが生まれたことから、今年(2023年)から個人プロジェクトに近い形で始めています。
具体的には、例えば、サツマイモの苗は、私たちが生育している品種(紅あずま・紅はるか・シルクスイート)は、種苗会社さんから仕入れて1本30円前後です。この苗を5月中旬〜下旬に植えると10月〜11月には1本の苗から3〜5個のサツマイモが収穫できるはずで、すると、サツマイモは1個150円くらいで売れるし、焼き芋であれば飲食店営業許可は不要なので焼き芋にして1個300円〜700円くらいで売れるかもしれない。また、私たちはシェアキッチン「CLOCK KITCHEN」も運営しているのでそこで調理して例えばお芋の料理にしたら1品500円や1000円で売れるかもしれない。
農機具の初期投資、畑を借りる費用、サツマイモ焼き機械の初期投資(またはレンタル料)、イベント出店費用、もちろん自分自身の1日あたりの人件費、また、そもそもの農作物の不作のリスク、などを考えると、そんなに単純な話ではないかもしれませんが、それでもザックリ粗利で言いますと、1本30円の苗からできるサツマイモを焼き芋として販売できれば1,000円近い売上と粗利になる可能性もあるわけです。
手間暇は掛かるし、ブランディングも必要かもしれませんが、もともと掛けた原価から、半年後には、何倍・何十倍になるかもしれない、という商売の経験を親子で行い、販売で得たお金を実際に子どもに渡すことで、親子で一緒にお金の使い方を考える体験ができたらと考えています。
実は、2023年6月に栽培している無農薬のニンニクを収穫しまして、そのニンニクを2歳半になる自分の子どもと一緒に、マルシェに出店して販売しました。国産ニンニクとして1個200円で販売して、それを2個売れたお金で、別の出店者のスムージー(400円)を買いました。子どもがまだ小さいので記憶にあるか分かりませんが、良い経験にはなったのではと思っています。
私自身の子どもの頃の記憶として、父親は信用金庫職員・母親は専業主婦というサラリーマン家庭で育って、毎月のお小遣いや正月のお年玉など、決まった日に何となくお金を親や親戚からもらう、という経験しかしてこなかった上に、学生時代に周りに起業している人も居なかったので、自分が商売を始めた時、正直、勝手が分かりませんでした。
もちろんそれだけが原因ではありませんが、27歳の時に3万円の元手で個人事業主としてゼロから1人で商売を始めてから、億単位の年商規模の会社にするまで、10年以上も掛かってしまった自分の経験として、自分の子どもには、例えば、正月にお年玉をもらったら、半分は欲しい物を買ったり貯金したりするけど、残り半分は、サツマイモの苗を仕入れて育てて苗代の10倍以上にして売るとか、株式投資をするとか、場合によっては不動産運営という方法もあるとか、その他諸々の商売があることとか、それらの選択肢を知っている子としてのインプットと実際の体験は親としてさせてあげつつ、あとは自分で考えて行動してね、としたいなとは思っています。
商売の基本は、物を作って売るか、物を仕入れて売るか、だと感じておりまして、子どもの頃の原体験として、そのような体験に少しでも触れていれば、将来、自分で何かの事業を始めるにも敷居が下がりますし、また小さい頃からそのようなことを考えて成長すれば選択肢の広がりもきっとあると思いますし、また、勤め人になるとしても自分で商売をした記憶があれば副業(複業)や転職もいつでもできるなという精神的な安定にも繋がるのではないかと、様々な人と接する中で感じています。子どもの頃の体験の1つに「商売をする」「商売をした」ということがあっても良いのではと個人的には考えています。
今年、初めての取り組みではありますが、もしご興味とお時間が合います人がいましたら、ぜひご参加いただけましたら幸いです。
焼き芋販売体験(2023年度)の概要
出店するイベント一覧
さいたまホタテ祭り(終了しました!)
日時:11月12日(日)11時〜16時
場所:大宮銀座通り商店街(大宮駅東口すぐの商店街の歩行者天国の時間帯で開催)
さいたま市/(令和5年11月2日発表)「食べて応援!さいたまホタテ祭り」を開催します!
おイモカーニバル
日時:11月23日(木・祝)と11月26日(日)11時〜16時
場所:ショッピングモール「ステラタウン大宮」(さいたま市北区宮原町1丁目)の1階メローペ広場(屋外スペースの広場です)
おイモカーニバル開催! 11/23(木・祝)、11/25(土)、11/26(日) | ステラタウン大宮
鉄道ふれあいフェア
日時:11月25日(土)9時30分〜16時
場所:大宮銀座通り商店街(大宮駅東口すぐの商店街の歩行者天国の時間帯で開催)
鉄道のまち大宮 鉄道ふれあいフェア – Wikipedia
「鉄道のまち大宮 鉄道ふれあいフェア」をさいたま市と共同で開催します – JR東日本
※雨天の場合は、それぞれのイベントの動向に依存します。
焼き芋販売体験(2023年度)の募集要項
日時
「おイモカーニバル」の場合
イベント時間:11時〜16時
午前:10時30分集合(11時〜販売開始)〜13時30分前後を目安
午後:13時集合(13時30分〜)〜16時前後を目安
「鉄道ふれあいフェア」の場合
イベント時間:9時30分〜16時
午前:9時集合(9時30分〜販売開始)〜12時30分前後を目安
午後:12時集合(12時30分〜)〜16時前後を目安
場所
「おイモカーニバル」の場合
ショッピングモール「ステラタウン大宮」(さいたま市北区宮原町1丁目)の1階メローペ広場(屋外スペースの広場です)
「鉄道ふれあいフェア」の場合
大宮銀座通り商店街(大宮駅東口すぐの商店街の歩行者天国の時間帯で開催)
参加費用
1組(1家族)あたり1,000円(税込)(石焼き芋機械のレンタル費用の協力金とさせていただきます。)
定員
各回5組(5家族)前後を予定
持ち物
屋外で焼き芋を販売をするに適した服装(防寒対策をお願いいたします)
駐車場
「おイモカーニバル」はステラタウンでのイベントですので駐車場はありますが、「鉄道ふれあいフェア」は大宮駅東口近くでのイベントのため駐車場はありませんので近隣の有料駐車場をご利用になるか電車でお越しください。
注意事項
お子さんの商売の体験を趣旨としておりますので、大人のみの参加は不可としております。必ず親子でお越しください。お子さんの対象年齢は未就学児〜中学3年生までを想定しています。
焼き芋販売体験の流れ
さいたまホタテ祭りで、試しに販売してみました。
大宮銀座通り商店街で開催された「さいたまホタテ祭り」で、採れたサツマイモを焼き芋として販売しました! – あきないキッズ
その経験から、未就学児はお客様への「いらっしゃい!」などの呼び掛け、小学生などで販売オペレーションができそうなお子さんは重さを量ったり、焼き芋を袋に詰めたり等、販売に関する仕事を細かく分けつつも、焼き芋・サツマイモを販売する、という点で、お子さんと一緒にできればと考えております。
未就学児の親御さんはお子さんを見つつ、もしお手伝いできそうな親御さんがおりましたら、ぜひ焼き芋・サツマイモを販売するなどもお手伝いいただければ幸いです。
また、実際に焼き芋を販売したことで得た売上について、費用を差し引いた、商売を通じて得た利益について各回の参加人数で割りまして、実際にお金を子どもにお渡しすることで、商売の体験とさせていただければと考えております。(順調に焼き芋が売れれば、1人あたり利益は数千円くらいになる想定です。サツマイモ栽培・焼き芋販売の各回の売上と、売上に対して掛かった費用一覧を、記載した表をデータまたは紙にてお渡しする予定です。)
このとき、税務署等にも確認いたしまして、形式としては、親御さんにお金をお渡しすることになり、受領証もいただきます。その際、氏名と住所と電話番号をご記載いただきます。得たお金は確定申告で言うところの雑所得に該当することになると思いますが、お勤めの方であれば年間20万円未満であれば確定申告は原則としては不要という認識ではありますが、各自ご確認ください。
お子さんが商売によって実際に得たお金の使い方を、食事に使うも良し、オモチャを買うも良し、貯金をするも良し、何かしらの商売の次の原資にするも良し、それらを親御さんとともに子どもが考えることで、商売をするということの原体験になればと考えております。
なお、それぞれのご家庭の方針もあると思いますので、シンプルに販売する体験をしたいだけで、もし得たお金の受け取りが不要な方は、フォームの「焼き芋販売体験によって得たお金の受け取りを希望しますか?」の「希望しない」にチェックください。